エックスサーバーとwpxは同じエックスサーバー社のサービスです。
レンタルサーバーを選ぶ際、最終的にこの二つで悩む人が多くいます。
というのも、同じ会社で同じようなサービスなので純粋にどちらが良いのか?どのような違いがあるのか?混乱してしまいます。
WordPressを運営するだけならほとんどの人がどちらを選んでも大差はないでしょう。
しかし、違いはあります。
ここでは、わかりやすく両者を比較しているので違いを理解してレンタルサーバー選びの参考にしてみてください。
エックスサーバーとwpxを表で比較
wpxと同等のエックスサーバーX10を比較しています。
実はこの2つ、パッと見た感じ大した差はありません。
専門用語もあるので難しいとは思いますが、まずは表を見てみましょう。
エックスサーバー | wpx | |
プラン | X10 | 無し |
初期費用(税抜き) | 3,000円(税抜き) | 5,000円(税抜き) |
月額料金(税抜き) | 900円(税抜き) | 1,000円(税抜き) |
無料お試し期間 | 10日間 | 14日間 |
サイト構成 | HTMLすべて利用可 | WordPressのみ可 |
簡単インストール | WordPress EC-CUBE PukiWiki(CMS) |
WordPress |
ディスク容量 | 200GB | 30GB |
マルチドメイン | 無制限 | 10個 |
MySQL | 1GB/1個 | 1GB/1個 |
転送目安 | 70GB/日 | 50GB/日 |
独自SSL | 無料 | 無料 |
独自バックアップ | Web・メールデータ過去7日分 MySQLデータベース過去14日分 |
過去14日間 |
メールアカウント数 | 無制限 | 無制限 |
メールサポート | 24時間365日 | 24時間365日 |
電話サポート | 平日10:00~18:00 | 平日10:00~18:00 |
高速化 | PHP7 HTTP/2 FastCGI OPcache mod pagespeed |
SSD多重高速化 独自高速化システム Nginx HTTP/2 総計942Gbpsバックボーン |
※月額は12ヵ月払いの場合の金額です。
気になる料金はほとんど変わりません。
両者の決定的な違いは「サイト構成」「マルチドメイン」「高速化」です。
その他はほとんど同じだと考えても良いでしょう。正直その他の事項は気にせず使っている人が多く、それ以前に理解しないまま使っている人がほとんどです。
それくらいシステム的には十分なので、WordPressでサイトやブログを運営するだけなら気にしなくても構いません。
ただし、上記の3つはエックスサーバーとwpxの大きな違いなので理解しておきましょう。
サイト構成
エックスサーバーとwpxの大きな違いの1つがサイト構成です。
どういうことかというと、エックスサーバーはWordPressだけではなくHTMLなどのホームページも運営できますが、wpxはWordPressのみの運営になります。
この2つは同じ会社です。では、なぜ2つに分けているかというと、エックスサーバーをWordPress専用に特化させたのがwpxなんです。
「じゃあ、WordPressを運営するなら特化させているwpxが良いんじゃないの?」とも思いますがWordPressのみとなるので、HTMLのホームページなども運営したい人はエックスサーバーが良いでしょう。
例えば、アフィリエイトでよく用いられる1ページのみのHTMLの商品紹介ページを見たことはないでしょうか?
あのようなページは主にシリウスなどを使用してHTMLで作成しています。少し専門的にはなりますが、そのようなページも作れるので利用したい人はエックスサーバーが良いでしょう。
他サイト様のページ例ですが参考にしてみてください。
マルチドメイン
マルチドメインはドメインを管理できる数です。つまり、どれだけのサイトを管理できるかを表しています。
wpxは10個、つまり10個のサイトを管理できます。
対してエックスサバ―は無制限です。正直私のような一般的なアフィリエイターは10サイトも持っていません。メインで稼働しているのは数サイトと小規模です。
副業アフィリエイターの場合はwpxの10個でも不足はありません。
ではこの無制限という数字は何に使うのでしょうか?例えば、ペラサイトと言われるサイトを量産したりと使い方はできますよね。
当サイトではペラサイトの概念はないので、無制限はメリットにはなりません。
それでもたくさんのサイトを作りたいという人はエックスサーバが良いでしょう。
高速化
WordPressに特化しているので早いのはwpxです。
表示スピードが速いというのはSEO対策にもつながります。
何故スピードが速いのかというと難しい話になるのでここでは割愛しますが、wpxの方が早いというのは覚えておきましょう。
しかし、比較した場合に早いのはwpxですが違いはあまり感じられないようです。
私は現在wpxを使用していますがエックスサーバーも使っていたのでわかります。どちらも早いです。
普通にブログやサイトを運営する程度ならどちらもあまりスピードは変わらないと感じます。
私は1日にアクセスが1万も2万もあるようなサイト作りを目指しているのでwpxを選んでいますが、人気サイトでもエックスサーバーを利用しているサイトも多くあるのであまり気にしなくても良いでしょう。
wpxクラウドとは?
wpxにはwpxクラウドプランが別にあります。
これはまた少し特殊で、プランは安くなっていますがメールなどの複数の機能を排除しています。
これこそ大型のサイトに特化しており月のPVに合わせてプランを変更して行く事が出来ます。グレードXの場合だと月~2500万PVまで想定しています。
1つのサイトしか運営できませんので安定した運営ができますが、実際に個人で運営するならここまでいりません。
大型の企業サイトならクラウドが良いですが、個人でするならwpxで十分なほど機能しますし複数サイトを作れるのでwpxサーバーを選ぶと良いでしょう。
あなたはどれを選べばいいのか?
以上の事から当サイトではwpxを利用しています。
重要なのはどちらが自分に合っているかです。個人的にはwpxですが、自由度が高いのはエックスサーバーなので迷いがあるならエックスサーバーを選ぶといいかもしれません。
エックスサーバーとwpxの登録・インストール手順は別記事を参照してください。